「先生におまかせコース」では、レッスンを希望する先生の指示に従ってください。生徒さんが現在使っているものや使って欲しい教材がある場合は、運営事務局にご連絡ください。その教材を使って指導できる先生をこちらからご紹介させていただきます。
では、「レギュラーコース」のメイン教材は?
幼児クラスでは前回のブログでもご案内しました通り、「音」教材がとても大切なので英語の歌は使っていきます。それ以外のメインは、語いを増やすためのフラッシュカードです。生活に身近なものから学んでいきます。そして大切なのは単語を覚えるだけでなく、その単語を使って言葉のキャッチボールを楽しむことです。また、ゲームなのどを通して親しむことです。
小学生くらいのレベルでは、語いを増やしながら簡単な英語のやりとりに慣れ親しんでいくことが大切です。Sレッスンでは、「トピックカード」を中心にレッスンを進めます。
トピックカードとは、お天気の聞き方答え方、兄弟がいるかいないかの聞き方答え方、好きな動物が何かの聞き方答え方、…。こういった日常会話で必要なトピックを50表現集めたものを繰り返し、繰り返し、答えられるように、そして質問ができるように練習していきます。
格安レッスンをうたい文句にしている大手オンラインレッスンや通学形式の英会話教室では、Let’s Go、English Time、We Can、Super Kids といったコースブックを利用しているところがほとんどです。見栄えもいいですし、オーディオCDもついています。しかし、このコースブックだけに頼っているレッスンでは話せるようになりません。
えっ?
そうなんです。ニッセイト英語専門教室でも、この43年間、いろいろ試行錯誤のなかでメジャーな教材を使ってきました。こういったコースブックがあると教える立場からするととても楽です。今日はこのページを学習して、来週は次のページ、と進んでいけばいいのですから。
しかし、週に1回通う程度では、新しいことを覚えても前に学習いしたこと復習していかなければすぐに忘れてしまいます。コースブックはレベルによってだいたいBook 1~Book 6くらいまであります。だいたい、1年で1冊を想定して殆どの英会話スクールはカリキュラムを組んでいると思います。どのコースブックもBook 1~ Book 3 くらいまではそれ程難しくもなく、繰り返しが多くていいのですが、それ以降レベルは、高レベルを見せるため、高度な文法内容を多く取り入れ、非常に内容が難しくなります。小学生の英語教材として特に人気のあるLet’s Go シリーズでさえ、Book 6 などは、もう中学校3年の文法を中心とした内容で、とてもとても小学生が日常的な英会話を学ぶものになっていません。コースブックでのカリキュラムは、先に進まなければいけません。しかし、子どもたちは同じユニットを2~3回学習しただけでは覚えていられません。自分たちの学習経験からもお分かりですよね。しかし、見栄えの素晴らしいテキストを見ると、さもこれを学習していったら話せるようになると錯覚してしまうわけです(笑)。
決して、テキストが悪いと言っているわけではありません。テキストは素晴らしいです。でも、テキスト重視で、先に進むことを求められたカリキュラムの中では、知識は得られても話せるようにならないということです。
お分かりですよね。多くの日本人は中学校から英語の学習を初め少なくても高校まで6年間週に3時間~5時間勉強しながらもほとんどが話せるようになっていません。とても難解な文法問題ばかりをやるため、「言葉として使えた!」という感動を得ることは難しく、どちらかというと英語嫌いの人を増やしてしまっています。
ですから私たちは考えました。文法は文法で別に難しいことを勉強し、読解力や語彙力を養えばいい。受験対策も大切です。しかし、英会話はもっともっと知っている単語や表現を使う練習をしなければ話せるようにはならないのです。英語を言葉として使えることの素晴らしさ、喜び、感動を伝えていくべきだと。
トピックカードは、人と人が出会った時の会話に必要な表現や、自己紹介に必要な表現、日常会話として良く使う表現を絞り込み、そのカードを題材に質問の練習や答え方を何度も何度も繰り返し練習し、定着させます。このトピックカードはレッスン中は無料で使うことができ、ご家庭で家庭学習として使いたい方は、PDFとして格安でダウンロードすることもできます。