子供オンライン英会話【Sレッスン】で活躍されているYoko先生が、Sレッスンのためにご自身の子育て体験談を投稿してくれました。
昨年夏から今年の冬にかけて、高校生の長男の学校の交換留学制度で、ニュージーランドの家庭と我が家でお互いの子供を受け入れた経験をエッセイにしました。
また、後半は私自身の英語子育て経験、その結果(まだ過程ですが)としての現在の長男の活動ぶりなどをご紹介します。現在英語学習中のお子さん方の近い将来について、少しでもイメージが膨らめば、と思います。
ニュージーランドからのホームステイ受け入れ
昨年12月~今年2月までニュージーランドからAnnieという17歳の高校生が我が家にホームステイしていました。実家はウェリントンにあり、両親と16歳、11歳、10歳の3人の弟がいて、お父様はお医者さんという一家です。
実は昨年の夏、長男がこの家庭にホームステイでお世話になっており、今回はその交換留学という形での来日でした。
留学生の受け入れは初めての経験でした。家での会話は基本、英語でした。TVを見ながら長男がその内容を英語で伝え、気になるワードをAnnieがタブレットで検索して理解を深める、ということを繰り返していました。年末年始を挟んでいましたので、私からは年越しそば、おせち料理など日本の食文化や、慣習などを英語で説明する機会が多く、私たちにとっても「日頃意識しない事柄を英語で説明する」という機会を得られ、大変良い勉強になったと思います。
Annieにとっての収穫は大好きな日本のサブカルチャーの聖地めぐり(ポケモンの大ファン)、バリエーション豊かな日本食へのチャレンジ(寿司、トンカツがお気に入り)、振袖の着付け体験などでしょう。「将来は弁護士を目指したい」という彼女の未来を日本から応援したいと思います!
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我が子にもなるべくたくさんの海外体験を
Annieの来日前に一足早くニュージーランドにホームステイしたのが私の長男16歳のWataruです。小さな頃から英語に親しみ、小学5年生で米国(アリゾナ州)、中3でニュージーランドに短期留学を経験して、今回は再びニュージーランドにやや長期の滞在となりました。
滞在中は豊かな自然の中、ホストファミリーのご厚意で、様々な素晴らしい経験をさせて頂いたようです。特にホストファザーからサプライズプレゼントされたセスナ機の操縦体験は、パイロットを含む航空業界の仕事に興味のある彼にとって、忘れられない体験になったようです。
またAnnieと3人の兄弟達とひとつ屋根の下で家族のように過ごした経験は、兄弟のいない彼にとって貴重な体験となったに違いありません。
このように、早くから思い切って海外に飛び出そうと決意できた理由の一つに英語に対する抵抗感の無さがあったのではないかと思います。
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高円宮杯全日本中学校英語弁論大会に出場
中学で英語部に入り、スピーチやディベートを始めた彼は、2017年11月に東京で開催された、
高円宮杯第69回全日本中学校英語弁論大会で全国約10万人の参加者中27人のファイナリストとして、決勝の舞台に立つことができました。
https://youtu.be/ELXlSwqJK04 から関東大会の映像をご覧いただけます
彼のスピーチのテーマは戦争という難しい問題を扱っており、「中学生が微妙で難しい政治的な問題を論ずるべきではない」という暗黙の掟の中、審査員の票も極端に割れました。私からも事前に「このテーマでは決勝まで行けないかもしれないよ。」と言っていましたが、それでも彼は「自分がアメリカで実際に見聞きし、衝撃を受け、深く考えさせられたことについて、自分の意見を大舞台で、反対意見の人々も含めて、聞いてほしい。」と譲りませんでした。
結果意外な事に、駐日アメリカ大使館、及びブリティッシュカウンシル代表の方々に「鳥肌が立つ程感動した!」「アメリカの政治家も日本の政治家もこんなことは言えないだろう。君は勇気がある。」と評価して頂きました。
幼い頃から英語を学ばせるに当たって、ただ英語を上手に操れるだけでなく、英語を使って自分の意見を世界に向けて発信できる人になってほしい、と思っていましたので、親として大変感慨深いものがありました。
英語を学習中の皆さんも目標は様々でしょうが、これからの国際社会で求められる「自分の意見を英語で述べることができる」基礎力を養ってみませんか?
私のレッスンでは、mpi 出版の「TAGAKI」や「スピーチナビゲーター」を使用し「自分の意見を英語で述べる」訓練のお手伝いをしています。
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https://s-lessons.com/wte/prfdtlfrm/277