2015年9月5日の「世界一受けたい授業」に西大和学園の取り組みが日本テレビで紹介されました。
西大和学園、ご存知ですか?
2015年京都大学合格者81名、ぶっちぎりの全国1位です。所在地は奈良県にあります。
そもそもこの学校は、教室の窓から机が投げ出されることがあったほど荒れていた中学校だったそうです。
その学校が教育改革に取り組みます。目指すは、世界のトップリーダーを創出すること。創設者の田野瀬さんは「グローバルに通用する人材を育てたい」とその思いを語っていました。
奇跡とも言われるその教育改革の中でも英語教育には一番力を入れてきたようです。その実績を上げた学習効果のひとつが『多読』です。
中学校2年生から多読が義務になっています。辞書を引くことは禁止。面白くなかったら辞めて、違う本を読む。多読の本は、オックスフォード・リーディングツリーから始まります。オックスフォード・リーディングツリーの最初のレベルは文字がありません。次のレベルでは1ページに簡単な1行の文章があるだけです。絵本の内容がおもしろいので、どんどん読みたくなります。読むことに抵抗がなくなった生徒は知らず知らずに次のレベルに読み進むことができるようになります。テレビでは、2年でハリーポッターまで読めるようななった子がいると紹介していました。
オンライン英会話を受講されている方も、多読は必要です。インプットがあってはじめてアウトプットが活きてきます。インプットには多読が一番効果的です。英語の語学センスが磨かれます。日本語もそうですよね。上辺の会話力でなく、これからは内容の伴ったコミュニケーション力が必要です。そのためにもしっかり、語彙力を身につけ、言葉のセンスを磨いていきましょう。