ニッセイト英語専門教室は、NPO法人国際教育ネットワーク(NIE)に加盟しています。
9月15日から、17日までこの、NIEの企画により、韓国のパジュ英語村、及び韓国で最も大きい英会話スクールのひとつであるSDA Language Center (SDA三育語学院)の視察に行ってきました。参加したのは、NIE所属の全国の英会話スクールから集まった18名の先生たちです。
韓国では、現在、日本製品のボイコット運動などが盛んで、治安を案じる声も一部ありましたが、現地ではまったく危険を感じるような体験は一度もありませんでした。
むしろ、韓国人は日本人の私たちにとても好意的でした。
私が道に迷い、地図を開き不安そうな様子を見かねて、
「日本人ですか? どうしました?」と日本語で声をかけてきた人もいました。
日本語で聞かれたのでびっくりでした。
最近は、韓国でも第二外国語として英語以外に日本語を学習している人も多いと聞きます。日本語で、助けていただけるとは意外でした。
また、駅では、韓国人の方に2度ほど、道を聞かれるという珍事にも遭遇しました。(笑)
深夜の地下鉄も全く不安はありませんでした。しかし、全ての案内表示はほとんどハングル語。多少、英語表示も有りましたのでなんとか目的地にただりつくことができましたが、改めて英語ができて良かったと思いました。
英語に苦手意識があったら、海外での就職や転勤はおろか、海外旅行すら楽しむことができないだろうなと、これからの子どもたちの英語学習の必要性を強く感じます。
さて、私たちが視察した施設の一つが韓国で最も人気のある英会話スクールSDA三育語学院でした。ここには、英語幼稚園、アフタースクールのプログラムがあります。
SDAの施設はデザイン的にもとっても魅力的でした。どの部屋にも大きなホワイトボード、大型テレビが設置されているのが印象的でした。
翌日、私たちが向かったのはパシュ英語村です。韓国が国策として英語教育改革に取り組み、体験型学習の場として作った公的な英語体験学習施設。敷地面積は、278,253 ㎡(84,000 坪)※東京ドーム 6 個分という広さです。
一度に750人が宿泊できるという収容施設も備えています。韓国では、英語学習プログラムの一貫として小学校からこの施設での英語学習プログラムを利用しているとのこと。海外からは、主に日本、中国、ロシアからの利用者が多いそうです。
内容としてポピュラーなのは、3泊4日コース、5泊6日コース。この間、学習者はいろいろな国からの参加者と合同で学びます。韓国では、ネイティブ講師を採用する際、講師の国籍は、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、そして南アフリカの5か国に限定されているそうです。ですので、英語が堪能なフィリピン人講師やシンガポール人でも、法律で決められているので採用できないと聞きました。徹底しているのは何とも韓国らしい。
私たちは、そこで働く講師たちからもカリキュラムについて、クラス編成やプログラムに関して質疑応答も含めていろいろな情報を共有していただきました。
ここでのプログラムの最大の魅力は、低価格で多国籍で同年齢の子どもたちが英語という共通言語を通じて国際交流ができることです。1グループは、5~6名の少グループの多国籍で構成されます。勉強するときも一緒、寝泊まりも一緒です。
初日は、たいてい同じ国の子ども同士が固まっています。2日目辺りから、少し会話をするようになる。最終日には、先生に注意されるほど、いろいろな国籍の子が一緒になって騒いだりするようになるのだそうです。
同年齢で異国籍の子供たちが一緒に過ごし、一緒に学ぶ。共通言語は英語。次第に英語を駆使して、コミュニケーションを取るようになります。こういった体験を若いうちにすることは非常に価値あることだと思います。
オンライン英会話や英会話スクールで英語を学習している皆さん、ぜひ、一度、参加してみませんか?来年は、ニッセイト英語専門教室とSレッスンでツアーを企画したいと思います。