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子供オンライン英会話実践中の方へ「教育で最も大切なこと」

子供オンライン英会話を実践されている方は、英語教育の最前線を行っている方が多いように思います。しかし、最前線を行くということは、まだ事例が少なく、落とし穴もあるといことを意識しておかなければなりません。

昨日、船津徹先生の「世界標準子育て」という書籍を紹介させていただきました。
その中で、特に印象的だったことをいくつか紹介させていただきます。

先日、韓国の英会話スクール視察に行ってきました。
ご存知の通り、韓国はこの20年間、国策として英語教育に取り組んできました。
韓国では、国内のトップ大学を出ても、英語ができなければ大企業に就職できないそうです。ですから、韓国では、「目指すはハーバード、オックスフォード、スタンフォードといった世界のトップ大学を目指す流れができています。

アメリカ大学ランキング

20年前まで、TOEFLの成績において韓国は、アジアで「下から3番目」でした。日本と同レベルです。ところが、今では、「上から3番目」です。
韓国の人口は、日本の役半分ですが、アメリカの大学に通う韓国人は日本の「3倍以上」。全米トップ大学への合格者数もアジアでトップクラスだそうです。

しかし、です。

アメリカのトップ大学に通う韓国人学生のうち約44%がドロップアウト(途中退学)しているのだそうです。

これは、急いだ高等教育を目指したために「心が育っていなかったから」と言われています。世界各国から集まる優秀大学では、自分以上の優秀な学生がたくさんいます。
そこで、初めて「負け/挫折」を経験する韓国人の学生が少なくないのだとか。

「敗北や挫折に直面した時に、『何くそ!負けないぞ!』と失敗しても再び立ち上がり、諦めずに継続できる力、強い心がなければこれからの変化の時代を生き抜くことはできない」と著者の船津徹先生は、警報を鳴らしています。

上記は、日本の教育にも当てはまるのではないでしょうか。小さいうちから受験対策の塾に通い、試験対策を行い、有名小学校、中学校、高校、そして大学を目指す。それ自体は、決して悪いことではありませんが、その過程で、子供に必要な本当の教育を親が与えているか。この一冊は、あるべき姿の「子育ての大切さ」に気づかせてくれます。