自分でできる子に育つ「ほめ方」「叱り方」

ディスカヴァー・トゥエンティーワン出版 著者:島村華子

タイトルにつられて購入した1冊です。
しかし、これが非常に興味深い内容でした。

最近は、ほめて子供を育てることが大切という話をよく聞きます。

しかし、この本では、
「すごい!」
「良くできたね!」
「えらいね!」
「さすが○○ちゃんだね!」等のほめ方は、要注意!と警告します。

ほめ方によって、子どもを不安にしたり、プレッシャーを与え、子どものモチベーションが下がる原因になるなど、さまざまな弊害があるというのです。

なぜか?
それは、つまりそれらの誉め言葉は、評価している側の主観で相手の良し悪しを決めているからだといいます。

子どもは親からの愛情を常に欲しています。そのため、愛さるために褒められる行動をします。愛されるために親の機嫌をうかがうような行動をしようとします。

例として、
毎晩子どもに絵本を読んであげる習慣があったとします。
しかし、ある日、子どもがぐずったとします。

そんな時、「そんなだったら、今日は絵本を読んであげないからね。#」
子どもは更に大泣き・・・

子育て経験者なら、皆さんにもこんな経験があるのではないでしょうか?

しかし、著者は、これは子どもへの「条件付き接し方」と警告します。

子どもへの愛情は、”見返りを期待しない贈り物”でなければならいといいます。

「条件付き子育て」の怖いデメリットには下記の点が危惧されます。
①短期的にしか教育効果がない。
②自己肯定感が持てなくなる
③親子関係が悪くなる
④世代を超えて引き継がれる

我が家にもあてはまりそうで、ドキッとしました。(-_-;)

ほめ方には、3種類。理想的なほめ方は?
①おざなりほめ
 どういうところが良かったか具体性に欠ける
 「すごいね~」「上手!」
②人中心ほめ
  表面上の特徴を中心にほめる
  「優しいね」「頭がいいね」
③プロセスほめ
  努力・過程・試行錯誤した手順をほめる
  「失敗してもあきらめなかったね」

正解は、③プロセスほめ。

上記①、②がNGな理由
・ほめられ依存症になる。
・ほめられることだけに行動を取るようになる
・評価が下がることを恐れるようなる
・努力の有無に関わらずほめられると、努力をして成し遂げる必要性を感じなくなる

とっても論理的な説得力のなる言葉にまたしてもドキッ。

ほめるときの3つのポイント

著者は、ほめるときのポイントとして以下の3つをあげています。

1.成果よりもプロセル(努力・姿勢・やり方)をほめる
2.具体的にほめる
3. 質問をする

この本の中で、私の心に刺さった言葉です。

ほめるという行為は、多くの場合、親の評価が伴います。
しかし、子どもが本来求めているのは評価でなく、何かを達成したとき、新しいことを発見したとき、嬉しいことがあった時に、大好きな両親や先生とそれを共有することなのです。
喜び・興奮・驚きなどといった感情をわかちあうことで、自分の居場所があるという感覚が生まれ、幸せに持ちになるのです。

これからは、生徒さんに対しても、自身の子供に対しても、また職場でも
「ほめ方」の工夫をしなくては、と強く感じました。