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仕事の本質は他者貢献である(アドラー)

昨日、アドラーの『嫌われる勇気』を紹介しました。今日も、またその中から心に残っている一節をご紹介します。


仕事の本質は、他者貢献である。社会に出て働くこと。あるいは家事をこなすこと。労働とは、金銭を稼ぐ手段ではありません。我々は労働によって他者貢献をなし、共同体にコミットし、「わたしは誰かの役に立っている」ことを実感して、ひいてはみずからの存在価値を受け入れているのです。

他者貢献とは、「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「わたし」の価値を実感するためにこそ、なされるものなのです。

他者貢献が意味するところは、自己犠牲ではありません。むしろアドラーは、他者のために自分の人生を犠牲にしてしまう人のことを、「社会に過度に適応した人」であるとして、警報を鳴らしているくらいです。


心に、ストーンと落ちてくる言葉でした。

私自身、この35年近く、子どもたちの英語教育に携わってきました。この仕事の魅力は何かといったら、「子どもたちが英語が使える喜びを見いだし、目を輝かせながら英語を使って海外の人たちとコミュニケーションを楽しんでいる。子どもたちには視野が開け、更なる飛躍を目指すようになる」といったお手伝いができることです。

ニッセイト英語専門教室のミッション(使命)は、『英語が使えると楽しい!をもっと多くの子どもたちに』です。これこそが、他者貢献であり、私たちの仕事なのです。時に休みもなく大変な時期もありますが、これは自己犠牲でなんかでもなく、自分の価値を実感できるからこそ、やりがいを感じてこられたのですね。

嫌われる勇気