「PEP TALK(ペップトーク)」という言葉、ご存知ですか?
昨日、大塚直美先生が講師を務める「PEP TALK(ペップトーク)体験セミナーに参加してきました。
「PEP」は、英語で、活力、元気、気力、エネルギーという意味を持ちます。つまり、他の人を勇気づけ、励ます言葉という意味です。
「ペップトーク」は、もともと、アメリカのスポーツ界で生まれた言葉かけで、選手をやるきにさせて最高のパフォーマンスを引き出すためにどんな言葉をかけると効果的かを研究したものだということです。
2016年、リオ・オリンピックの体操男子個人総合決勝。誰もが内村航平選手は、日本が一番期待していた金メダル候補でもありました。しかし、オリンピック2連覇をかけた内村選手の重圧は想像以上だったと思います。
しかし、 最終競技の鉄棒を残し、1位はウクライナのオレグ・ベルニャエフ選手。 内村選手は まさかの2位。
ウクライナの選手にしてみれば、まさかの金メダルが目の前です。プレッシャーは、どちらも一緒です。
そこで、結果を左右したのがPEP TALK(ペップトーク)だったそうです。
ウクライナの監督は、おレグ選手に、
「着地がずれたら負けるぞ。着地だけは失敗しいように!」と激励したそうです。
一方、内村選手の監督は、
「よし、着地がうまく言ったら逆転できるぞ!」と励ましました。
結果は、僅差で内村選手の上回りました。見事、金メダルを取得。オリンピック男子体操個人総合2連覇を勝ち取りました。
さて、2人のコーチが試合前に励ました言葉の違いは何でしょうか?
ペップトークは、これを「ネガティブ」か「ポジティブ」で説明します。
・ポジティブなことばで、
・相手の状況を受け止めて
・ゴールに向かった
・短くて、わかりやすくて
・人をその気にさせる
・言葉かけ
これこそが、「勇気づけのトーク」で
プレイヤーが最高のパフォーマンスをするために磨き上げられたトークモデルこそが、ペップトークだと解説していただきました。
現在、このペップトークは、スポーツ界だけでなく、職場や家庭での子育てにも普及されているそうです。
さて、皆さんはご家庭でのお子さんへの励ましの言葉、ペップトークでお子さんを励まされていますか?
それとも、
「もう、何度言ったらわかるの? だらしないんだから!」
などと、お子さんのやる気をそぐような、「残念トーク」を使っていませんか?
私も、セミナーに参加し、猛反省です。
Amazonでも関連の書籍がたくさんありました。ご関心を持たれた方はぜひ、ご一読されてください。また大塚直美先生は、日本ペップトーク普及協会の認定講師として定期的に体験セミナーを実施されています。
※参考「大塚直美講師のペップセミナー」案内。